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百名山・99座登頂

 日本百名山の全山登頂を目指したのは、40歳(1977年)の頃。

 40歳の頃、職場の仕事をこなす一方で、ある社会的な活動に10年ほど係わってきたが、精神的にかなり疲れて、チーフを辞任。しかし、なかなか心が活性化せず、疲れを治すためには、何か心が癒されるもの、夢中になれるもの、心の元気が回復するものが必要だった。思いついたのが「山」である。運動神経が鈍い自分、しかも性格的には、やや我慢強くて少しはガンバリが効く自分にはぴったりだった。

 目標を百名山に置き、「挑戦」という気持を胸に秘めて、ゆっくり、ゆっくりと登る。初めのころは、疲れて足が前に出ないこともあったが、それでも休まずに登り続けた。頂上直下、足が出なくなるが、それでも1,2,3と100まで数えながら休まずに登る。

 90座位までは夢中で目標を追った。北海道東部を家族と旅行したときは、幌尻岳に登った後で家族(妻と息子)と合流したが、観光は後回し。家族を下に残して雌阿寒岳、羅臼岳に登った。家族と一緒に登ったのは斜里岳のみ。十勝岳も狙ったが、「観光に来たのに、なんで私達をほおっておいて山ばかり登るの」という妻の抗議で断念した。また、九州を一人で旅行をしたときは、1回の旅で宮之浦岳、開聞岳、霧島山に登った。北アルプスでは、これも単独で富山-奥飛騨温泉を縦走し、この1回の山行で薬師岳、黒岳、黒部五郎岳、笠ヶ岳に登った。また、朝日連峰単独縦走のときは月山にまで足を伸ばしたりもした。

 百名山の9割は単独行だった。最初の頃は山に関する知識がほとんどなくて、「どんな山だろうか」「道は分かるだろうか」「危険はないだろうか」「鎖場はどう下ろうか」「雨のときはどうしよう」などという不安感が強かったが、経験を積む中で登山の知識が身につき、また何日歩いても疲れること無く歩けるようになり、不安はなくなり、行く前は気持が高揚して「ワクワク感」を感じることが多くなった。風景を楽しむ余裕も生じた。

 1977-1987年の間に75座を登り、1995年には若い頃に登ったいくつかの山を含めて95座にまで達し、今は99座に達している。

 最後に登ったのは下記の2座である。

2001年10月12-14日    木曽御嶽山(97座目) 同行 六つ星の女性3人と。

2002年8月30日-9月2日  越後駒ヶ岳(98座目)     六つ星の女性2人と。

 残りは「草津白根山」、「乗鞍岳」の2座。でも、今はこの2座には登らなくてもよいと思っている。「2座を残してあの世へという生き方も、またよいのでは」という感じである。

                            2013年11月6日

(追記)

2014年10月30日-11月1日  乗鞍岳  六つ星の男性2名、女性2名(うち視覚障害の方1名)と。

 高橋徳男さんが私のために99座目の登山を企画してくれた。麓の民宿に一泊。2日めにバスで畳平まで行き、山頂を往復。晴天。はるかに昨日噴火をして80名近い犠牲者を出した「御嶽山」の噴煙を望む。心で合掌。100名山登頂記念のために横の長さ3mの横断幕も作成していただき、99座目だが、記念撮影もした。 

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私の山暦」カテゴリの記事

コメント

こんにちは、素晴しい山人生の心意気を拝見いたしました。
人の為の登山もあるんだという事も分かりました。恐らくおない歳かな~と拝見しました。小生は
全く単独行でしたので”人の為の登山”もあったんだという事を初めて知りました。
本当に素晴しいことだと思います。あと2座ですか?、今年達成されるでしょうね、きっと!!。
うさぎの如く、かめのごとくと言う事もありますから、安全第一でまっとうして下さい。

投稿: 権兵衛 | 2014年5月 6日 (火) 20時16分

権兵衛さん、ブログを読んで頂き、たいへん嬉しいです。
私は1937年12月の生れです。40歳頃からの後半生は山と旅が中心でした。今も六つ星に関わっていますが、事務面は他の方々に引き継いでもらい、小さな山とロングウォーク、囲碁などをのんびりと楽しんでいます。それと、ことしは4回目のサンテイアゴ巡礼を予定していますが、「挑戦」はこれで終わりとし、今後は「挑戦する」ことよりは「楽しむ」ことに重きを置いていこうと思っています。貴兄のご健勝を祈ります。田村猛

投稿: タムさん | 2014年5月 9日 (金) 11時36分

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